2023 Mid-Year Outlook

2023年後半の見通し

本稿では、株式および債券市場についてMFSグローバル・インベストメント・ストラテジストRobert Almeidaによる2023年後半の見通しをご紹介します。

 株式

  • インフレ減速の一方、価格決定力と需要の落ち込みによる収益低下
  • 賃金と利払いの増加によるコストへの上昇圧力
  • 固定費が高く製品の独自性に欠ける企業の苦戦
  • 希少価値が高い企業による持続的なキャッシュフローの享受
  • クオリティやキャッシュフローがマクロやスタイル要因を凌駕
  • 利益の頑健性およびバリュエーションの優位性により米国外の企業を相対的に選好
  • 設備投資拡大の恩恵を受けやすい小型株を相対的に選好

 債券

  • インフレ率低下により、終了が近づく世界の中央銀行による金融引き締めサイクル
  • 景気後退に備えクオリティの高い長期債券を選好
  • 高い信用力と魅力的なバリュエーションにより、米国地方債を選好
  • 景気後退および利益低下リスクに脆弱な投資適格債、一方で銘柄選択のチャンス
  • 米国の倒産件数増加と信用逼迫によるハイイールド債(特にバンクローン)デフォルトリスクの上昇

 10 年国債利回り予想*

  • 米国国債: 3.00% – 4.00%
  • ドイツ国債: 1.75% – 2.75%
  • 日本国債: 0.50% – 1.00%

*予想は上記の株式および債券市場の見通しに基づいています。予想は変更されることがあり、将来の成果を保証するものではありません。

当レポートの中の意見は執筆者個人のものであり、予告なく変更されることがあります。また意見は情報提供のみを目的としたもので、特定証券の購入、勧誘、投資助言を意図したものではありません。予想は将来の成果を保証するものではありません。

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